鳥影

詩集「壺」より
昭和三十八年六月十五日 東北書院発行

鳥起(た)ちて  砂に跡なし

風すぎて  水脈(なみ)のみのこる

水にのぞめは  想ひは尽きず

眼に一線を劃して  空の暮るゝを待つ

南江治郎(二郎)のことのは

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